父親になって1年。育児は「ストレス9割」でした。

息子が生まれてから1年2ヶ月。「楽しい」と思えるようになったのはつい最近です。

生後1年間は義務的な育児でした。泣いたらあやす。おしっこしたらオムツを替える。時間になったらご飯をあげる。「親とはこういうもんだ」っていう世間的なイメージの通りに動くだけ。

父親は「親の自覚を持つのが遅い」とか「育児に無責任」とか言われますが、確かにそんな感じでした。

生まれてからの心境変化

出産の時は、「息子」が「嫁に体に住みついた腫瘍」のように思えました。

息子が生まれた時は思わず泣きましたが、それは出産に感動したのではなく、嫁が助かったっていう安堵感から。「腫瘍が取れたぞ!手術がうまくいった!」そんな気分です。

なので、鏡張りの部屋に並ぶ赤ちゃんたちを見ても自分の息子に対する特別感はなく、「毛深いなぁ」くらいの印象しか持てませんでした。

0~1ヶ月

0~1ヶ月

どう扱ったらいいかわからなかった時期。笑わないし、昼も夜も泣いて寝ての繰り返し。

ほとんど嫁が面倒見てくれてたこともあって、特に記憶なし。「よく泣くなぁ」くらいの思い出。ほとんど寝てるから写真もあまり残ってません。

2~3ヶ月

2~3ヶ月

徐々に生活リズムができて、少しだけ負担軽減。表情も出てきて、たまに笑うように。写真も増えました。

この時期は寝かせつけが大変だった。ひたすら抱っこゆらゆらして、それでもギャン泣きが止まらず、眠いこともあってストレスMAX。「窓から投げ捨てたくなった」って話を聞くけど、気持ちわかる。

あと、飲食がおっぱいだけってのも大変だった。嫁がいないときに「喉が渇いたぁ!」って泣かれても何もできない。ミルクは拒否。

まだまだ「可愛い」なんて感情はなく、何とか役割を果たしてる感じ。周りの人に「かわいい赤ちゃんねぇ」なんて言われても「いやいや」って本気で思ってました。

4~5ヶ月

4~5ヶ月

4ヶ月目は生活リズムが安定し、下手したら10時間ぶっ通しで寝てくれるようになった神のような期間。

抱っこゆらゆらしないといけないって思っていたのが間違いで、ベッドにおいて一緒に横になったら素直に寝てくれました。睡眠ストレスから解放されて、この頃は多少「面白い」って思えることもあったかな。2日に1回くらい。

ただ、5ヶ月目にまたリズムが不安定になって、寝かせつけに時間がかかるように。下手したら3時間くらいかかってた。そうなると、またストレスが増えて「コノヤロー!」って思うように。

必死に寝返るするけど戻れなくなって、「助けて~!」って泣いてる時も、「愛らしい」というより「おいおいお前」って感じでした。

6~7ヶ月

6~7ヶ月

はいはいまであと一歩という時期。まだまだ睡眠のサイクルは不安定で、ベビーベッドで寝れないこともしばしば。

人見知りも酷く、外出したら抱っこ以外NG。家の中でも誰か来たら、抱っこ以外NG。スイッチが入ると、嫁が抱っこするまで何をしても泣き止まず、大変だった。。。

離乳食も徐々に食べ始めてたけど飲み物はまだおっぱいだけだったから、それもツラかった。相変わらず哺乳瓶は拒否。「そんなに泣くなら飲みなさいや!」ってイライラしてた記憶があります。

8~9ヶ月

8~9ヶ月

はいはい&つかまり立ちが始まった時期。昼間の活動量が増えて疲れるようになったのか、夜は勝手に寝て、夜中もそんなに起きなくなりました。睡眠ストレスから解放されてかなり楽になった。

表情もバリエーションが増えて笑えることも多くなり、ときどき「楽しい」って思えるようになってたかな。見知らぬ場所に行ってもすぐに泣くってことがなくなって、公園に着地できた時は少し感動しました。

何より大きかったのがストローで飲み物が飲めるようになったこと。哺乳瓶は断固拒否、マグスパウト(ストロートレーニング用マグカップ)も上手く飲めなかったのに、なぜかストローではぐびぐび飲める。フォローアップミルクが気に入ったこともあって、何の苦もなく卒乳してました。

10~11ヶ月

10~11ヶ月

4月、ついに保育園入園。慣らし保育は2週間。保育園が始まってから朝の支度は忙しくなり、息子もギャン泣きで「本当に大丈夫か?」って思ってましたが、徐々に慣れて1ヶ月で生活リズムは安定。

保育園に行くようになってから、人見知り・場所見知りがさらに改善されて、いろいろな場所に行けるようになりました。

1歳~1歳1ヶ月

1歳~1歳1ヶ月

6月、保育園の洗礼を受けます。入園から2ヶ月で既に4回くらい風邪をひいてましたが、6月はさらに風邪をひく回数が増えて、夜中に吐くように。

寝ゲロによって寝ることが怖くなり、また寝かせつけに時間がかかるようになってしまいました。この時期の睡眠ストレスが一番つらかったかな。。。

そもそも寝れないのも大変でしたが、それ以上に夜中に起きる回数が増え、起きるたびに寝かせつけに長い時間がかかってストレス。夜中に起こされて、布団に置くのに何度も失敗して、最終的に「頼むから寝てください、、、っ!」って祈るような言葉をかけてました。

最近

最近

1ヶ月半くらい風邪をひきまくり、その後もなかなか寝つけない日が続きましたが、最近ようやく寝れるようになってきました。横にすれば勝手に寝るっていうのは稀になりましたが、比較的大人しく寝れるようになってきています。

風邪もひかなくなり、、、って書こうとした今日、まさに風邪をひいて鼻水ずるずる。まぁ、そんなうまくはいきませんね。

それでも一時期よりかなりマシになって、強いストレスは感じなくなりました。これからもこんな感じで良くなったり悪くなったりするんでしょうね。

一番ツラいのは睡眠ストレス

1年間を振り返ってイライラしてた場面を思い浮かべると、だいたい睡眠ストレスが原因だった気がします。

●朝4時半に「朝だよ!」って顔で起こされる
●休日に昼寝したくなっても「遊べ!」と言われる
●夜寝かせつけようとしても「寝れない!」と怒ってわめく

普段は許せることも、こっちも眠さで限界だと許せずイライラ。人としてほんと未熟ですが、その状況になるとどうしてもイライラしてしまいます。

夜中に起こされてフラフラしながら5分抱っこし、「寝たかな」と思って置くとむくっと起き上がってギャン泣き。すぐに抱っこし直して、「こんどは10分抱っこしておこう」と時計を見ても1分が長くてなかなか進まない。立ったまま寝そうになるくらい眠くて「息子もスヤスヤ寝てるしいけるかな」って思って横にすると、またスッと起き上がってギャン泣き。。。そんなこんなでしっかり寝れなかったのに、翌朝は息子のタイミングで起こされる。

本当にツラくて、寝ぼけながら神頼みし始めるくらい追い込まれます。

でもそんな状況にもだんだん慣れるのが人間の不思議。起こされても記憶に残らないようになって、いつの間にか寝かせつけてたってことも何度かありました。

想像と現実の違い

だんだん子どもが生まれる前の自分を思い出せなくなってますが、間違いなくこんな日常は想像してませんでした。

子どもが生まれる前は、街中で小さな子どもを見かけると「可愛らしい」って思っていましたし、無邪気な子どもの行動に怒る親を見て「そんなに怒るなよ」って思ってました。それに「自分はもっと立派に育てられる」っていう根拠のない自信もありました。

でも現実はまったく違う。

今、同じような場面に出くわしたら、小さな子どもを見ると「大変な時期だな」って思うし、怒る親を見ると「わかるわかる」って思う。自信なんてどっかに飛んでいきました。自由な時間はことごとく消えて、育児ストレスを発散できずに嫁と口喧嘩したこともあります。

何となく大変なこともあるんだろうなぁっていう想像と、実際に直面する大変さは全く質が違いました。慣れたのか、最近はそんなにイライラすることもなくなりましたが、生後1年間は思った以上に大変でした。

地方への移住は大正解

子育てを優先して香川に移住した私たちですが、この判断は大正解でした。

まず「車」。地方なら1人1台が当たり前ですが、東京にいるときは車を持つなんて考えられませんでした。でも今は、車がない生活なんて信じられません。海に行くにしても山に行くにしても、車にとりあえず荷物をぶち込んでおけば困ることはありません。

子どもを抱っこしつつ、荷物をいっぱい持って、さらに炎天下のなかで電車を待つなんて絶対ムリ。

あと「家の広さ」。都内に比べて値段は半分、広さは倍です。みんな家を建てちゃうので、思った以上に賃貸は少ないですが、駅近とかを気にする必要がないので、ある程度自由に選ぶことができます。

それと、これは地方どうこう関係ないですが、移住をきっかけに「転職」したのは良かったです。

前職は朝10時から夜21時くらいが平均的な勤務時間。

小さな子どもがいるパパもたくさんいましたが、世間的な目もあって仕事を残したまま「定時に帰ります」は通用しません。比較的そういうことに理解のある会社だったと思いますが、それでも毎日決まった時間に帰ることは難しかったと思います。

今は朝8時から夕方17時までの定時勤務。もちろん残業もありますが、転職当初から頑なに「定時に帰ります」を徹底したことで、そういうイメージを付けることができました。

なんで、育児にも時間を割けますし、嫁との役割分担もできているんだと思います。

「子どものために」なんて偉そうに移住しましたが、私たちにとってプラスになったことのほうが多かったかもしれません。