ネットで完結!e-Taxで申請『医療費控除』

健康保険組合から「医療費通知(医療費のお知らせ)」が届きました。そこに書かれた医療費控除見込額はなんと15,000円!

今年は子どもが産まれて嫁の医療費も結構かかってるので、合計すると45,000円くらい戻ってくるかも?!

(医療費控除の申請は、「納税者が、自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費であること」とされているため、共働きでも一括して申請できるそうです。)

でも、平日に税務署に行くのとか、封筒・切手を用意するのとか面倒だな。。。と思ったら、ネットだけで手続きできるらしい。

これなら気軽にできそう。ということで、さっそく申請することにしました。

▼申請に必要なもの
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●医療費の領収書(もしくは医療費通知)
●給与所得の源泉徴収票
●マイナンバーカード
●ICカードリーダライタ
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(後述しますが、実際還付された額は10,000円とかなり少なかったです。事前に確定申告特集で試算しておいた方がいいです。)

①e-Taxを利用するための”事前”準備

e-Taxを利用するためには、下記の確認・事前準備が必要です。

参考ページ:平成29年度確定申告特集

OS、ブラウザ環境の確認

動作が確認されているOS・ブラウザは下記の通りです。Windowsの場合、IEを使わないと最後の最後でエラーということもあるので、申請の時は素直にIEを使うのが無難です。

推奨OS・ブラウザ

ちなみに、このパソコンのOSはWindows8.1。IE11で申請してみます。

ICカードリーダライタの購入

e-Taxを利用するのに一番ハードルが高いのが、ICカードリーダライタの購入。

マイナンバーカードに対応しているものだと、安くて1,500円、高くて3,000円くらいします。医療費控除で戻ってくるお金が少ないと、逆に損するかも。

(リーダライタモードが搭載されたスマホと、Bluetooth機能を搭載しているPCがあれば、ICカードリーダライタの代わりに利用することもできるようです。対応機種などは「公的個人認証サービス」ポータルサイトで確認してみてください。)

ICカードリーダライタは事前にドライバのインストール・セットアップをしておきます。ここではICカードリーダライタのセットアップだけで問題ありません。カードと通信ができていればOK。

e-Taxを利用するためのJPKI利用者ソフトのダウンロード・セットアップは次の「事前準備セットアップ」で行います。

事前準備セットアップ(29年度)

平成29年度確定申告特集のページから、事前準備セットアップファイルをダウンロード。実行すると、確定申告書等作成コーナーを利用するための処理を一括して行ってくれます。

●信頼済みサイトの登録
●ルート証明書のインストール
●署名送信モジュールのインストール
●JPKI 利用者ソフトのインストール

「次へ」・「完了」をクリックしていけば勝手にセットアップしてくれますが、不安な人は手順書を見ながら進めると安心です。

②e-Taxを利用するための準備

事前準備が終ったら、今度はe-Taxの準備が必要となります。

参考ページ:確定申告書等作成コーナー ~操作の手引き~

確定申告書等作成コーナーの画面で「作成開始」のボタンをクリックします。

01_TOP

税務署への提出方法で、「e-Tax」を選びます。

02_e-TAX選択

e-Taxを行う前の確認で「全ての項目にチェック」し、次へ進みます。

03_チェック

「利用者識別番号をお持ちでない方」をクリックして、開始届出書の提出へ進みます。

04_識別番号

開始届出書の提出

利用者識別番号を取得するために、「電子申告・納税等開始届出書」を提出します。

まずは氏名等を入力します。

05_識別番号入力

次に住所を入力し、提出先税務署を選択します。一瞬、住所の欄に税務署の住所を入れないといけないのかと思ってしまいましたが、勘違い。自分の住所を入力します。

06_識別番号入力

最後に暗証番号とメールアドレスを登録します。

07_識別番号入力

これで入力は完了。

「入力内容の確認画面」に遷移して送信をクリックすると、「利用者識別番号等の通知画面」が表示されます。

「入力内容の確認画面」・「利用者識別番号等の通知画面」はどちらも保存しておく方がいいです。htmlファイルで保存されるので、後で識別番号や暗証番号を入力するときにコピペすることができます。

電子証明書の登録・再登録

利用者識別番号等の通知画面で「次へ」をクリックすると、電子証明書の登録・再登録の画面に進みます。

※電子証明書の登録は、マイナンバーカードに組み込まれた電子証明書をe-Taxに登録する作業なので、「次へ」をクリックする前にマイナンバーカードをICカードリーダライタにセットしておく必要があります。

08_電子証明書準備

電子証明書の登録も「次へ」・「OK」をクリックしていけば完了します。

少し悩むのがパスワードの入力。電子証明書の登録では2種類のパスワードの入力が求められます。

A:公的個人認証署名用パスワード
B:利用者識別番号のパスワード

Bは「利用者識別番号等の通知画面」で保存したhtmlファイルからコピペしてください。Aは市区町村でマイナンバーカードを取得した時に設定したパスワードを入力します。英数字4文字以上16文字以内をヒントに、何とか思い出しましょう。

エラーが発生した時の対処

エラーが発生した時は、よくある質問でエラーの理由を確認します。

このPCでも電子証明書の登録をしている時に、エラーコード【HJS0407E】が表示されました。

エラー

よくある質問によると、どうやらICカードリーダライタが上手く認識されていない様子。。。

仕方がないので一度ブラウザを消して、PCを再起動。JPKI利用者ソフトを使って接続を確認。ICカードリーダライタの接続は問題ない様子。

確定申告書等作成コーナーの画面から、再度「電子証明書の登録・再登録」を実施。

電子証明書の登録・再登録

(このボタンを見つけるのに半日かかりました。。。もっと分かりやすくするか、操作の手引きに書いておいて欲しい。。。)

特に何か設定を変えたわけではないですが、もう一回やってみたら普通に登録ができました。

③医療費控除の申請

これで準備は完了。医療費控除の申請をします。

参考ページ:医療費控除の入力編

作成する申告書等の選択画面で、「所得税コーナーへ」をクリックします。

09_作成する申請書

次の画面で左の「給与・年金の方」をクリックします。

10_入力方法選択

その後は画面の指示に従って「提出方法の選択」「収入・所得金額の入力」と進み、「所得控除の入力」で「医療費控除」を選びます。

11_所得控除の入力

次の画面で「医療費控除を適用する」を選択すると、医療費控除の入力方法を選ぶ画面になります。

12_入力方法の選択

領収書の数が少ない場合は「医療費の領収書から入力する」から1つずつ入力していけばいいと思います。

数が多い場合は事前に専用のExcel(医療費集計フォーム)に情報を入力しておき、「医療費集計フォームを読み込む」で一括入力する方法もあります。

また、健康保険組合から届く「医療費通知(医療費のお知らせ)」を使った入力方法もあります。これなら1件ずつ入力する必要はないのでとても簡単です。ただ、医療費通知には含まれていない医療費がある場合は、医療費通知に記載された医療費合計に追加して、1件ずつ手入力する必要があります。

(「医療費通知」と「医療費集計フォーム」を掛け合わせて使うことはできないみたいです。)

入力が完了すると還付される金額が表示されます。

13_計算結果の確認

次の画面に進み、改めて「住所・氏名等」を入力します。

14_住所・氏名等の入力

最後にマイナンバーカードを使ってデータを送信します。

15_マイナンバーカード

(ここでもまたエラー【SJ00A020】が発生しました。。。一度「入力データの一時保存」をした後にIEの履歴を全て削除。もう一度送信したら上手くいきましたが、原因は不明。)

これで申請は完了です。最後の画面で申請書をダウンロードできるので、PCに保存しておきましょう。

申請してみた感想

確かにネットだけで申請するのは気楽で簡単でしたが、かかった時間の割に戻ってくるお金が少なかったです。。。事前にしっかりシミュレーションしておいた方がいいですね。

参考ページ:確定申告特集「医療費控除の試算」

試しに今回の内容でシミュレーションしてみると、実際に戻ってきた額との差は100円以下でした。医療費通知に書かれた医療費控除見込額に騙されました。

あと、確定申告書等作成コーナーのせいなのか、IEのせいなのか知りませんが、エラーが多すぎ。

もう、来年はしません(笑)