旦那も知るべき出産リスク

出産はとても楽しみですが、少し不安なこともあります。それは、「早産」や「帝王切開」などのトラブル。

私は急な出来事がとても苦手。トラブルが発生したら間違いなくテンパります。

出産にはどんなリスクがあるのか、ちょっと調べておきます。

妊娠○週の意味

そもそも、妊娠○週が何を意味するのか知らなかった。

妊娠○週の数え方は「最終生理の開始日=0週0日」を起点として考えるそうです。出産予定日は「40週0日」。

でも「生理を起点にすると、受精したタイミングによって出産予定日がずれない?」って思いましたが、ずれないみたいです。

卵子が排卵されるのは生理開始から約2週間後。そして、排卵された卵子の寿命は24時間程しかなく、その中でも受精できる可能性があるのは「たったの6~7時間」という短さ。

排卵されるタイミングは人によって少し前後しますが、生理の開始日がわかれば受精したタイミングも大よそ見当がつくわけです。

だから「最終生理の開始日」を「起点」としているんですね。全然知りませんでした。

ってことは「排卵日・受精=2週0日」、「着床=3週0日」、「妊娠発覚=約4週0日以降」なので、「妊娠した!」と嫁に報告をもらった時には、すでに「妊娠2ヶ月目」だったわけです。

表にするとこんな感じ。

妊娠1ヶ月 妊娠2ヶ月 満10ヶ月
0週 1週 2週 3週 4週 5週 40週 41週
最終
生理
排卵
受精
着床 妊娠
発覚
予定
 ⇒

それにしても「週」はわかりにくい。「妊娠12週まで注意が必要です」って言われても、いつまでなのかピンときません。

なので、「妊娠○週」だけじゃなく「予定日までの月数」も併記しておきます。起点となる日よりも予定日のほうがイメージしやすいはず。

妊娠○週 妊娠○月 ○ヶ月前
0~3週 1ヶ月 9~10ヶ月前
4~7週 2ヶ月 8~9ヶ月前
8~11週 3ヶ月 7~8ヶ月前
12~15週 4ヶ月 6~7ヶ月前
16~19週 5ヶ月 5~6ヶ月前
20~23週 6ヶ月 4~5ヶ月前
24~27週 7ヶ月 3~4ヶ月前
28~31週 8ヶ月 2~3ヶ月前
32~35週 9ヶ月 1~2ヶ月前
36~39週 10ヶ月 0~1ヵ月前
40週 11ヶ月 出産予定日

これはこれで分かりにくいですが、、、。一応、妊娠○週と書くときは「予定日までの月数」も一緒に書いていきます。

妊娠の大変さ

「出産」トラブルの前に、そもそも「妊娠」自体、辛く危険を伴うことのようです。

まず「つわり」。妊娠12〜16週頃(予定日6~7ヶ月前)の2~3ヶ月間に「吐き気」や「だるさ」に悩まされます。うちの嫁は「におい」に敏感になって、しばらく魚料理が禁止でした。

2~3ヶ月間ずっと船の上で揺られているような気分なんでしょうか。だとしたら、その時点でギブアップしそう。

次に、妊娠中に起こりやすい病気。多いのは「高血圧症」「虫歯・歯周病」。

「高血圧症」は妊婦全体の8%が発症するものらしく、正式名称は「妊娠高血圧症候群」。症状が重くなると脳出血や臓器障害を引き起こす危険があるそうです。

意外なのは「虫歯」や「歯周病」になるリスクが高まること。原因はいろいろとあるようですが、ホルモンバランスの乱れや食生活の変化が影響していると言われています。

なんだかこの時点で妊娠は「病気」な気がしますね、、、

出産トラブル

出産はほんとうに色々な問題が発生するようですが、代表的なトラブルをピックアップします。

流産

流産は妊娠22週(予定日4~5ヶ月前)に至らない段階で「妊娠が終わる」ことを意味していて、妊婦さんの約15%に起こると言われています。

流産の80%は妊娠12週(予定日7ヶ月前)までに起こる早期流産らしく、染色体の異常で受精卵の成長が停止してしまいます。染色体の異常と言われると難しいですが、「上手く受精できなかった」ということのようです。この染色体の異常は予防することはできず、だれにでも起こる可能性があります。

状態や進行具合によって「稽留流産」「進行流産」「完全流産」「不全流産」といろいろな分類があるようなので、医師に流産と伝えられた時に「どういった状態の流産なのか」をしっかり聞く必要があります。「稽留流産」「不全流産」と診断された場合は、手術になる場合があります。

また、12週を過ぎている場合は「死亡届」を提出し、火葬の手続きを進めないといけません。

あと「切迫流産(流産しそうな状態)」というのもあります。不調を感じて病院に行ったら、「切迫早産ですね」と言われてそのまま緊急入院って場合もあるみたい。特効薬や有効な対処法があるわけではないので、とにかく安静にして経過を見守るしかありません。

早産

妊娠22週(予定日4~5ヶ月前)に至らない段階でのトラブルが「流産」なのに対して、「早産」は妊娠22週~37週未満(予定日1~4ヶ月前)の出産のこと。

なぜ22週で区切られるかというと、22週を過ぎている場合は未熟児でも生存できる可能性が高いかららしいです。もちろん、様々な機能の成長が不十分で産まれてきてしまうので、後遺症や障害が残ることがあります。

早産にも流産と同じように「切迫早産」という「早産しそうな状態」を意味する言葉があります。切迫早産と診断されたら、入院もしくは寝たきりの生活になるので、家事はすべて旦那の仕事です。

早産が起こる理由は「高血圧」、「細菌による感染症」、「子宮のトラブル」、「多胎妊娠(双子の妊娠)」などのほか、「ストレス」「睡眠不足」「過労」「冷え」も要因になる場合があります。

ちなみに、妊婦さんの5%が早産になると言われています。流産とあわせると20%。5人に1人というけっこう高い確率ですね。

前期破水・早期破水

破水は通常、「陣痛が始まって子宮口が全開になった後」に起こるもの。赤ちゃんを包んでいる膜が破れ、中の羊水が体外に排出されます。この破水自体は妊娠37週以降であればいつ起きてもおかしくないと言われています。

ただ、この破水が突然起こることがあり、「陣痛の前」だと「前期破水」、「陣痛後、子宮口全開の前」だと「早期破水」と呼ばれます。

妊婦さんの20%~30%にこのような前期破水・早期破水のトラブルが発生する可能性があるらしく、破水に気付いたらすぐに病院へ。

異常事態というほどのトラブルではないようですが、破水すると赤ちゃんが細菌に感染する恐れがあるので、急ぐ必要があります。

帝王切開

妊娠37週~41週(予定日前3週間・予定日後2週間)は正期産と呼ばれる正常な出産のタイミング。ここまでたどり着く間にも色々なリスクがありましたが、最も危険が伴うのはこの時期みたい。

母体や赤ちゃんにトラブルが発生する可能性が高く、状態によっては帝王切開が必要ということになります。

▼トラブルの例
・「児頭骨盤不均衡」:赤ちゃんが骨盤を通れない
・「回旋異常」:産道で回転ができずに出られない
・「軟産道強靭」:産道が広がらず出られない
・「臍帯巻絡」:へその緒が巻き付いて出られない
・「過強陣痛」:子宮の収縮が強すぎて赤ちゃんが危険
・「胎盤機能不全」:赤ちゃんに栄養が届かない
・「胎児仮死」:赤ちゃんに酸素が届かない

こんな感じで、いろいろな問題が発生する可能性があります。「へその緒が巻き付く」というのはよく聞きますが、なんと全分娩の20~25%にみられるというから驚き。

もちろん、トラブルが発生したら「必ず帝王切開」ではないと思いますが、帝王切開による分娩は全体の20%。早産と同様に5人に1人です。事前にトラブルが判明していて「予定帝王切開」ということであれば、まだ気持ちを整えることはできますが、「緊急帝王切開します」と言われたら大事です。

帝王切開は「医療」なので、手術に対する署名、入院中の看護、手術代や入院費用に対しての手続きなど、旦那がしなければならないことも沢山あります。

会陰切開

出産するときは基本的に「会陰切開(えいんせっかい)」という処置が行われるようです。

会陰切開は「膣と肛門の間の部分(会陰)」を切開する処置。それによって赤ちゃんが出やすくなり、お産がスムーズに進みます。また、出産では自然に会陰が裂けることも多く、後で縫合がしやすいように事前に切開してしまう場合がほとんどのようです。

初産ではなんと70%の妊婦さんが経験するらしい。切開は約3cm。

麻酔をする場合としない場合があります。麻酔してもしなくても「出産の痛み」の方が強くて、切開されたことに気付かない人がいるみたい。男性には信じられませんが、それほど分娩が大変だということです。

「会陰切開」を経験するとしたら、「鼻の穴を3cm切られる」といったところでしょうか。それに気が付かない分娩の痛みは、もはや想像できません。

もちろん、会陰切開は退院後も痛みが続き(長いと3ヶ月間)、座るのも苦痛らしいです。

お産後の出血・陣痛

赤ちゃんが産まれてきたからといって、それでお産が終るわけではありません。

赤ちゃんが出た後は「後産(あとざん)」と呼ばれる過程があり、胎盤などの不要物が体外に排出されます。だいたい20分ほど陣痛が起こり、子宮が収縮します。

その際、胎盤が剥がれて出血が起こりますが、この出血が止まらないトラブルが発生する場合があり、輸血が必要なほど血液を失うこともあるそうです。また、胎盤が剥がれずに子宮に癒着する「癒着胎盤」が起こることもあります。

出産でかなり体力を消耗している中、さらに手術する可能性があるわけです。

また、後産が終った後も陣痛は2~3日続きます。そして、子宮内の残留物や血液などが完全に排出されるのは早くて1ヶ月後です。

普通の出産の痛み

さっき、「鼻の穴を3cm切る痛みにも気が付かない痛み」が「分娩の痛み」と書きましたが、分娩の痛みの例えはほかにもあります。

・鼻からスイカ
・喉からグレープフルーツ
・ケツの穴からボーリング玉

現実味がないですね。分娩に関しては男性が想像できない痛みないのかもしれません。

ただ、「陣痛」の痛みは少し想像ができそうです。

・骨盤をハンマーで叩かれる痛み
・便秘の10倍の痛み
・ボクサーに腹を蹴られる痛み

「陣痛の痛み」は体内で起こる強烈な鈍痛みたいです。

男性にとってこの痛みは「急所に野球の球が当たること」に近いのかも。当たった部分の痛みより下っ腹の奥に感じる強い鈍痛のほうが強烈な痛みとして感じます。

そんな痛みが不規則に訪れるのが「陣痛」です。なんの前触れもなく急所に硬球が直撃し、それが何時間も続くわけです。

そう考えると、多少は痛みを理解できるかもしれません。

陣痛から出産までの時間

出産に立ち合う予定なので「陣痛から出産までの時間」は気になるところ。

ドラマ・映画の影響なのか、なぜか「陣痛が来たらすぐ出産」というイメージを持ってましたが、実際は「平均15時間」くらいかかるみたいです。

まずは、不規則な陣痛が始まって子宮口が完全に開くまで「約12時間」。最初は「不規則な間隔」だった陣痛が徐々に短くなって、「10分間隔」になったら病院に行きます。その前に行っても追い返されることがあるようなので、それまでは我慢。また、陣痛が「2~3分間隔」になるまで、いきむこともNG。

陣痛が「2~3分間隔」になったら分娩台に上がり、ここで「約2時間」。

最後、赤ちゃんが生まれた後、胎盤などが排出されるまでの「約1時間」、待機もしくは会陰切開の縫合などが行われます。

①~③で15時間。でもこれは、うまくいった場合の話。

陣痛が強くならない「微弱陣痛」や、その他のトラブルによって分娩が長引くことも多々あり、手術になればさらに長丁場になります。

なので、あくまでも目安。臨月になったら夜更かしは禁物です。