白黒の世界。男木島『KALEIDO SCOPE』

瀬戸内国際芸術祭2016で男木島に行ったとき、思った以上に楽しめた作品が「カレードスコープ ブラック&ホワイト」。

作品

絵具で描かれているかと思いきや、白いパネルに「ただの黒マーカー」を使って描かれているそうです。

マーカー

それでこんな精密な絵が描けるんだからすごいですよね。

映像も流れていて、ずっと見ていると目が回りそうになります。

映像

作者の川島猛さん

作者の川島さんはニューヨークを拠点に活動するアーティスト。出身は香川県の高松市。親の反対を押し切って絵描きを目指し、1959年、33歳の時に渡米します。

川島さん

「Red and Black」という作品がニューヨーク近代美術館の永久収蔵品として認定されたことを皮切りに、様々な展覧会・画廊で活躍するようになります。

そして、42歳で結婚。もともと「赤・黒」「青・白」のように、少ない色使いの絵が多かったみたいですが、この頃からカラフルな絵も増えたみたい。確かに、画像検索してみるとカラフルな絵が多い。

それなのに、なんで男木島の作品が白黒なのかというと、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ後に制作された作品だから。絵のテイストが変わるくらい大変なショックを受けたわけです。

スリッパもトイレも白黒

白黒なのは絵だけではありません。スリッパも白黒。

スリッパ

トイレも白黒。

トイレ

ちなみに、白黒で表現されているのは「人」。踊る人・歩く人・眠る人。見る人によって様々な形に見える抽象的な「人」が描かれています。

Dream cafe

ギャラリーの隣にはカフェが併設されています。

Dream cafe

作品を見た後は、ビールとバーガーで一息つくのもおすすめです。

メニュー

「カレードスコープ ブラック&ホワイト」は芸術祭期間外も不定期で開いています。男木島に行く際は、是非立ち寄ってみてください。

●アート瀬戸内HPの開館カレンダー