ネコと巡る男木島のアート

瀬戸内国際芸術祭で一躍有名になった男木島は、美しい瀬戸内海に浮かぶ小さな島です。1.38㎢という狭い土地の中に様々なアートが点在しており、芸術祭の時には50,000人を超える観光客が訪れます。

そんな男木島のもう一つの魅力が「猫」。

猫

猫の島とも呼ばれる男木島は、アート巡りをしながら可愛い猫にも出会える素敵な島なのです。

猫の島「男木島」

島で出会う猫は本当に可愛い。

猫

都会にいる猫とは違って、島のゆったりした雰囲気にあわせ、のんびり気ままに生きている感じです。歩き疲れた時に見かけると、体も心も癒されます。

でも、これは観光客の意見。島に住む人の中には困っている人も多いそうです。

増え過ぎた猫

人口約180人の男木島に住む猫の数は200匹を超えます。

もともと猫の多い島だったみたいですが、2010年から始まった瀬戸芸による観光客の増加によってエサを与える人が増え、繁殖が急激に進みました。

「民宿さくら」のおじさんの話では、2013年に動物写真家の方(岩合光昭さん)が男木島の猫を紹介してから、猫を目的に男木島に来る猫ファンも増えたそう。

その結果、猫による畑での糞尿・農作物の食い荒らしといった被害が増えました。また、猫も縄張りを奪い合ってケガをしたり、やせ細って病気になったりと生活環境が悪化。

2016年4月、対応に困った男木島は高松のNPO法人「BONにゃん」に相談を持ちかけます。

さくらねこ

相談を受けた「BONにゃん」は不幸な猫をこれ以上増やさないように、公益財団法人「どうぶつ基金」に猫の去勢・不妊手術を申請。

2016年6月・9月の2回にわけて、約150匹の猫に去勢・不妊手術が実施されました。また、同時に健康診断、ノミ・ダニの駆除、ケガをしている猫の手術なども行われたそうです。

この活動は「さくらねこTNR」と呼ばれます。「TNR」は、安全に捕獲し(Trap)、去勢・不妊手術を行い(Neuter)、元の場所に戻す(Return)、ということを意味しています。

殺処分という最悪の事態を回避し、猫にとって安全な環境を作ろうという動物愛護団体の事業です。

また、なんで「さくらねこ」なのかと言うと、去勢・不妊治療済みの目印として耳の先をVカットしているから。

さくらねこ

人間のピアスの穴と同じようなものらしいですが、少し痛々しいですね。。。

猫を見かけた時のルール

猫を見かけた時のルールはひとつ。「とにかく、エサをあげないこと」です。写真を撮ったり、少し触ったりする分には問題ないと思いますが、無責任にエサをあげてはいけません。

男木島から猫がいなくなってしまうのは残念です。うまく共存できるように、島のルールはしっかり守りましょう。

ネコとアート巡り

島でアート巡りをすれば、ところどころで猫に出くわします。

「歩く方舟」に行くまでの海沿い

一番多いのは、「歩く方舟」に向かう海沿いの道。

倉庫の周りにいる猫や、海沿いで日向ぼっこをしている猫に出会えます。

日向ぼっこしている猫

2匹とも綺麗な毛並み。光を浴びて気持ちよさそうです。

ネコといえば神社「豊玉姫神社」

目撃情報が多いもう一つのポイントは「豊玉姫神社」。

私たちが行った時も何匹かうろうろしていましたが、写真はなかなか撮れず。。。撮れたのは鐘の下で昼寝をしてたこの猫だけ。

ふてくされた猫

このふてくされた感、、、w

背中に哀愁を漂わせてます。

島を散策「wallalley」「オルガン」

海沿いや神社の中は猫を撮りに来てる人も多いので、なかなか思うような写真が撮れないこともあります。そんな時は町に点在したwallalleやオルガンなどの作品を見て回るついでに探してみましょう。

上手く発見できれば、人に邪魔されずにゆっくり撮影を楽しめます。

歩き疲れたら

食に恵まれた瀬戸内海に浮かぶ男木島には、評判の良いカフェ・食事処がたくさんあります。

絶品タコ飯「まどか」

男木島に来たからには食べておきたい「タコ」

タコ定食

「まどか」さんは、ふわっふわのタコが味わえる男木島を代表する定食屋さんです。人気店なのでハイシーズンに行く時はお早めに。

アート見ながら「ONBA cafe」

アート工房「オンバ・ファクトリー」に併設された「ONBA cafe」。気持ちのいい高台で、チーズケーキやアイスコーヒーをいただくことができます。

「おんば」は男木島で愛用される押し車のこと。カフェの中にもテントウムシなどにカスタマイズされた「おんば」が展示されています。

足を休ませるついでに、アートにも触れることができる古民家カフェです。

ビールが最高「OGITO」

ビール・レモンサワー・ハイボールなど、一通りのアルコールを揃える「OGITO」さん。

OGITOのビール

不定休・営業時間もあいまいなんで、開いているかは行ってみないとわかりませんが、、、もし開いていれば最高のビールが飲めます。

ハンバーガーやおにぎりなどの軽食も出しているので、ランチにもおすすめです。

男木島への行き方

最後に男木島へのアクセスについて。

男木島は高松から北に7.5kmのところにある島です。

高松発のフェリーに乗り、手前にある女木島を経由して向かいます。移動時間は40分ほどです。

フェリーでの移動時間はそんなに長くないですが、問題は時刻表。

▼「高松港⇒男木港」

高松港 男木港
フェリー 08:00 08:40
フェリー 10:00 10:40
フェリー 12:00 12:40
フェリー 14:00 14:40
フェリー 16:00 16:40
フェリー 18:10 18:50

(参照:高松市公式HP

綺麗に2時間おき。乗り遅れたら大変なことになります。

なお、8月1日~20日は運航量が2倍に増えます。それでも1時間おきなので、少し余裕を持ってフェリー乗り場に向かうようにしてください。