身体中にブツブツが!大人になって発症する水疱瘡の恐怖

「水疱瘡(みずぼうそう)=子どもの病気」と思っていましたが、30歳手前でまさかの発症。大人の水疱瘡は「インフルよりも辛い」という人がいるほど重症化しやすい危険な病気です。

頭痛は凄まじく、高熱がでて、痛痒い。。。

抗ウィルス薬は発疹が出てから2日以内に飲まないと効果が薄れるらしく、水疱瘡は時間との勝負。少しでも疑わしい症状があれば、すぐ病院へ!

水疱瘡との闘い

1日目(初期症状)

木曜日、普通に仕事を終えて帰ってきて、普通に夕飯を食べる。ただその直後、頭に痛みを感じる。子どもを寝かしつけている間にも徐々に頭痛が悪化。とうとう20時にはベットに倒れ込み、そのまま気を失うように就寝。

2日目(発疹1日目)

翌朝、相変わらず頭が痛い。「いつもの片頭痛かな。。。」と思い、愛用のバファリンを2粒。会社に着く頃には寒気・喉の痛みが出始めたので「風邪かぁぁ??」と不安になる。

とりあえず仕事をしていると10時前後には体調が回復。「なんだ、やっぱり片頭痛か」と一安心。その日も普通に仕事をする。

昼ぐらいに何気なく耳の裏を触ると「ぷちっ」っと嫌な感触。鏡を見ると赤い発疹ができてる。「ニキビかな?」と軽く考え、スルー。仕事中はそれ以外に特に異常なく、いつも通り帰宅。

ところが、家に帰るとまた強烈な頭痛とダルさに襲われる。なんとか子どもの沐浴はできたものの、それ以降は力尽きて椅子から立ち上がれない状態に。ご飯も喉を通らず「夕ご飯食べれないなんて珍しい」と嫁もびっくり。

食器洗いから何から全て嫁にお願いして、この日も20時に就寝。ただ、あまりに頭痛が激しく、寝られない。寒気がして布団をかぶってもガタガタぶるぶる。上着を着て寝ると、今度は寝汗で起きる。寝ようとするとガタガタぶるぶる、の繰り返しでまともに寝れないまま朝をむかえる。

3日目(発疹2日目)

土曜日、朝から体調がすこぶる悪い。ふと腕を見ると、水膨れがポツポツ

水疱

「なんじゃこりゃ!」

上着を脱いで鏡で見ると、胸・肩・背中にもポツポツ。透明の液体がつまった風船がいっぱい。。。

嫁が色々調べてくれるも、原因は不明。私も「腕 肩 背中 発疹」「水疱 身体」「かゆくない水疱」・・・と、Google先生に聞きまくるも、答えは見つからず。

このまま放置するのも怖いので、とりあえず皮膚科へ。

1時間程待たされた後、ようやく診察。出てきたのはTシャツ姿のおじちゃん。

●医:「どうしました~?」
●私:「・・・腕とかに発疹が出まして。」
●医:「ん~なんだろぉねぇ~。かゆい?」
●私:「かゆくないです。」
●医:「海外行った?」
●私:「行ってないです。」
●医:「小さい子どもはいる?」
●私:「3ヶ月の子どもがいます。」
●医:「ん~、関係ないねぇ~。。。」
●私:「昨日から頭痛もあります」
●医:「ん~、、、。。。」

長い沈黙のあと、まさかの一言。

●医:「。。。わからん。」

えぇ??わからないんですか?

●医:「とりあえず、薬出しとくから」

と言われ、ステロイド(ダイアコート軟膏)を処方される。

家に帰って嫁に「わからんらしい」と報告。処方された軟膏を塗り、唯一食えそうなラーメンを嫁に作ってもらい、その日は安静に一日を過ごす。

4日目(発疹3日目)

日曜日、相変わらず体調は良くならない。熱を測ると37.5度の微熱。水疱も体中に広がり、胸と背中がボタンだらけ。

「ってか、その症状って内科じゃない?別の病院でも見てもらえば?」と嫁に強くすすめられ、「日曜日だしなぁ。。。」と言いつつ総合病院に電話。案の定、だれも出ない。

「月曜日の朝に行くよ。」という私の発言を聞き流し、「○○病院は?」という嫁。しぶしぶ電話。

すると守衛室に繋がり、症状を説明すると「30分以内に来れるなら今いる内科医の先生が診てるようです」とのこと。ありがたい!

急いで支度をして、病院に向かい、緊急・夜間出入口で待機。10分ほどで診察開始。

診察室の扉を開けると、なんと医師が2名(A・B)。

●A:「診せていただけますか?」
●私:「(服を脱ぎ)こんな感じです。」
●A:「ん~、ジンマシンではないですね。」
●B:「熱はありますか?」
●私:「37.5くらいの微熱があります。」
●B:「かゆみはないですか?」
●私:「かゆくないです。」
●A:「小さい子どもはいますか?」
●私:「3ヶ月の子どもがいます。」
●A:「ん~、関係ないですね。」
●B:「自然の多いところへ行きました?」
●私:「行ってないです。」
●A:「・・・」
●B:「・・・」

考え込む医師2人。

●A:「この症状は皮膚科になりますね。」
●私:「。。昨日、皮膚科行ったんです。」
●A:「なんて言われました?」
●私:「わからないらしいです。。。」
●A:「・・・なるほど。。。」

流れる沈黙。

●A:「月曜、皮膚科に行ってください。」
●B:「原因はわかりません。」

でたぁ~!!原因不明の病!Tシャツ医師の二の舞!

●私:「そうですか。。。」
●A:「お大事に」
●B:「お大事に」

結局、原因がわからないまま守衛室で預り金5,000円を渡し、病院を出る。

3人の医師に診てもらって原因がわからないなら本当にただの疲れなのか、、、とか考えつつ家に帰ると、さっきまでいた病院から着信。

●A:「○○さんですか?」
●私:「そうです。どうしました?」
●A:「今すぐ病院に戻ってくれますか?」
●私:「。。。わかりました。」

何かわかったらしい。すぐに病院に引き返す。病院に着くと、守衛室は顔パスして、すぐに診察室に通される。扉を開けると、先ほどのA・B。

●B:「たまたま小児科の先生がいて。」

小児科??なぜ小児科??

●B:「症状を説明したら診てくれるそうです。」

はぁ、なんでまた。。。先生、患者が子どもだと勘違いしてない?患者席にこんなおっさんが座ってたらびっくりしない?

そんなことを考えていると、”せんとくん”みたいな小児科先生が登場。

せんとくん

●せ:「どれどれぇ~。服あげて。」
●A:「熱は37.5度ほどあるみたいです。」
●せ:「なるほど。喉の奥見せて~。」
●私:「あぁ~~~~。」
●せ:「あぁ~、発疹ありますねぇ。」
●A:「頭にも発疹が出てます。」
●せ:「うん。間違いない。

水疱瘡です。」

●私:「みずぼうそうですか?」
●せ:「間違いないですねぇ。」

そう診断された瞬間、Aから手渡されるマスク。マスクを装着して顔を上げると、既にせんとくんの姿はない。

●A:「感染症だからね。」
●B:「お子さんと離れた方がいいかも。」

でしょうね。お二人とも部屋の端っこにおりますもんね。

●私:「会社は休んだほうがいいですか?」
●B:「そうですね。休んでください。」
●A:「カサブタになるまでは感染します。」

一向にその場を動こうとしませんね。医師がすわるべき席にだれも座ってませんが、、、

●私:「・・・」
●A:「・・・」
●B:「・・・」
●私:「・・・それでは、まぁ。。。」
●A:「お大事に」
●B:「お大事に」

そのまま小一時間居座ってやろうかと思いましたが、仕方なく退散。日曜日に診察してもらえたのに、意地悪してはいけません。

帰り際に薬局で抗ウィルス薬(バルトレックス錠)と解熱剤(カロナール錠)を手に入れて、帰宅。

帰り際に嫁に連絡。

●私:「やってしまった。水疱瘡だってよ。」
●嫁:「えっ、水疱瘡?!」
●私:「子どもと一緒に実家に避難して。」
●嫁:「わかった。とりあえず準備しとく。」

帰宅すると、嫁が荷物をスーツケースに詰めている。しばし子どもとはお別れ。。。既に手遅れかもしれないけど、一応距離をおくことに。

嫁と子どもを見送った後、会社の上司に連絡して明日から1週間の休みをもらう。昼下がりのむなしい時間。。。「熱っぽいし、寝るか。。。」と16時ころに就寝。

ここからが地獄の始まり。16時に就寝してから翌日の朝8時まで、記憶が曖昧。

40度近い熱があり、意識が朦朧としている最中、何回か起きて薬を飲んだり、何とか食べ物を口に入れたり、トイレに行ったりした記憶はあるが、既にうろ覚え。。。

高熱と頭皮の痛さで、とにかくしんどかった。頭が枕に擦れるのが痛すぎで、座って寝ている時もあった。

5日目(発疹4日目)

朝起きると、熱が37度くらいまで下がっていて一安心。でも相変わらず頭痛はひどい。さらに、この日から出始めたのがポツポツの激しい痒み。とうとう顔まで発疹が出てボコボコ。

午前中に嫁が一度帰ってきてくれるようなので、一緒に病院に行ってもらい、かゆみ止めの塗り薬と飲み薬をゲット。(感染症なので、会計とかは家族の人に行ってもらう決まりらしい。その間、本人は車で待機)

嫁は病院の後スーパーに行ってくれて、「弁当」「飲み物」「アイス」など、食い物を調達してきてくれた。買ってきてくれた冷やし中華を食べる。けど、この日から喉の痛みが強くなっているので、冷やし中華が喉にしみる。。。

冷やし中華を食べた後、嫁が帰る前に薬を塗ってもらう。

かゆみ止め塗り薬

我が嫁ながら、なかなかの芸術作品。塗りにくいのはわかるけども、、、

そうこうしているうちに、なんだか頭が痛くなってきた。。。もしやと思い体温を測ると39.5度。。。またか。。。そのまま16時に就寝。

ここからの激闘は昨日と同じ。今日はさらに痒みも追加されて、寝れたものじゃなかった。。。

6日目(発疹5日目)

頭を何回もフライパンで叩かれたような痛みで起きる。朝の4時。熱は40度。

フラフラになりながら、なんとか解熱剤を飲んで、再度就寝。8時に再度起きるも、頭の痛さは変わらず。

この日は一日中、「頭痛」「肩・背中・脇腹の強い痒み」「喉の痛み」に苦しめられる。

ついでに腰・膝・肩に筋肉痛。筋が張ってピリピリと痛みを感じる。。。さらに味覚もおかしくなっていて、大好きなアイスですら美味いと感じなくなる。。。

最悪な1日。。。

熱だけは夜に向かって徐々に下がって、36.8度になった21時頃に就寝。ベットに敷き詰めた保冷材。その上で寝て、なんとか痒みを紛らわす。

7日目(回復1日目)

水曜日、ようやく熱が下がった。でも相変わらず頭は割れるように痛い。昼過ぎに最後の解熱剤を痛み止めとして服用。

この日には顔と肩のブツブツがカサブタに変わる。ただ、痒いのは変わらない。さらに表情を動かすと痛い。

カサブタ

1日中、大好きな水曜どうでしょうを見て過ごす。

熱は下がったけど、食欲は戻らず。何とかバナナとかをちょくちょく食べる。

8日目(回復2日目)

体調は回復。やや頭痛があるものの、動けないことはない。休み休み、家事を遂行。

背中の発疹も少しずつカサブタになってる。ただ、腕の発疹は水疱のまま。色はくすんできているものの、割れる気配は一切なし。

9日目(回復3日目)

痒みもだいぶ収まってきた金曜日。(ぜんぜん痒いですが、まだマシ)

喉の痛みも取れて食欲もあり、徐々に普通のご飯が食べられるように。

ここまでくると、気になるのが「いつから外出して良くなるか」という問題。

なぜか最初の頃から出ている腕の発疹の治りが遅い。発疹が出てから8日たっても、元気にプクプク。。。顔なんて、発疹が出た次の日にカサブタになっている部分もあったのに。。。

一か所、割れる気配が出てきた水疱も。こんな感じで山の頂上から水が湧き出てきます。

割れる水疱

これで水が抜けて、ぺしゃんこになって、黒くなってカサブタになっていきます。

息子のようなピチピチの肌なら、こんな発疹瞬殺できそうですが、30手前の肌にそんな超回復の力はありません。医師には発疹が出てから7日~10日かかると言われているので、感染力が無くなるまでにはあと2日ほどかかりそうです。。。

気長に待ちます。

診断が難しい大人の水疱瘡

私の場合、嫁の提案でたまたま開いている病院を見つけ、偶然にも小児科の先生がいて、奇跡的に「水疱瘡」と診断を受けることができましたが、一人だったら明らかに皮膚科のTシャツ先生でとまってたはずです。

抗ウイルス薬を飲まないとかなり悪化して、肺炎や脳炎を発症し、死に至ることもあるみたい。。。ほんと、嫁ナイス。

ちなみに、大人の水疱瘡の場合は「皮膚科」で合っているようです。「内科」に行く人が多いみたいですが、「皮膚科」で受診するのが正しい選択。

だから、私が最初にTシャツ先生のところに行ったのは間違いではなかったんです。診断こそ、下されませんでしたが。。。まぁ、難しいんでしょうね。本来は子どもの病気ですからね。。。

処方される薬

水疱瘡は「水痘・帯状疱疹ウイルス」というヘルペスウイルスの仲間によって起こる感染症。なので、処方されるのは抗ウイルス薬の「バルトレックス錠」。

バルトレックス

これがややお高め。1回2粒で250円ほど。1日3回、5日間の処方で4,000円です。

あと、抗ウイルス薬と一緒にもらえるのが解熱剤のカロナール錠。自分の場合はもはや解熱というより、頭痛薬として利用してましたが。

また、かゆみ止めの薬としてもらえるのが、飲み薬の「メキタジン錠」と、塗り薬の「亜鉛華軟膏 シオエ」。

メキタジン錠は眠気を催すため、夕食後のみの使用。

メキタジン錠

これが嫁が芸術作品を描いだ絵具、「亜鉛華軟膏 シオエ」。

亜鉛華軟膏シオエ

これが本当に塗りにくい。薬剤師の人曰く、指先でこねてから塗るといいらしいです。ただ、服やらなんやらにべたべた付いて取れなくなるので、痒みの強かった日以外は使わなかったです。

水疱瘡の感染力

水疱瘡の一番怖いところが、その感染力。1時間同じ部屋にいたら、10人中9人は感染するほどの力を持っているそうです。

すれ違っただけでも感染するらしいので、会社はもちろん、病院にすら行けません。特に妊婦さんに感染させた場合、お腹の子どもも感染して重症化することがあるらしいので、気軽に外に出られません。

だから、外出厳禁!だれだ、私にうつしたのは!!大人でも水疱瘡になる人はいるんだぞ!!!

でもまぁ、これがきっかけで「麻疹」とか「おたふく」の予防接種に行こうって気になったんで、それはそれでよかったのかも。。。


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